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この部の留学生のラウンさんは、今学期、必修科目がないときに「日本語」科目を2クラス受講したいと思っています。ラウンさんの受講できる日本語クラスはどれとどれですか。
ただし、1) ラウンさんは、「日本語I A」と「日本語I B」はすでに取っているので、受講できません。
2) ラウンさんは学部生なので、「中級日本語」は受講できません。
3) 「日本語」と「日本事情」とは違う科目です。
【日本語・日本事情クラスの時間割】
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
1時限 | 日本語II B | ||||
2時限 | 日本語I A | 日本事情 B | 中級日本語 A | 中級日本語 B | 日本語I C |
3時限 | 日本語II C | 日本事情 C | 日本語I B | 日本事情 A | |
4時限 | 日本語II A | 中級日本語 C |
【ラウンさんの必修科目の時間割】
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
1時限 | コンピューティング演習 | 工学概論 | |||
2時限 | 健康スポーツ演習 | 英語I | 英語II | ||
3時限 | 数学演習 1 | 化学実験 | 物理学実験 | 数学演習 2 | 基礎物理学 |
4時限 | 化学実験 | 物理学実験 | 工学と社会 |
- 「日本語II A」と「日本語II B」
- 「日本語II B」と「中級日本語 A」
- 「日本語I C」と「日本事情 B」
- 「日本語II A」と「日本語I C」
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次の文章は、「異文化間コミュニケーション論」という授業の内容を紹介しています。
この授業の内容と合っているものはどれですか。
異文化間コミュニケーション論
木下太郎(きのした・たろう)
前期 木曜日 3時限・306番教室
授業内容・授業方法:
このクラスでは、受講者同士のグループ・ディスカッションを重視するので、受講者数は45名程度としたい。受講希望者が多いときは、小レポートによって選抜する。
国語の違う人たちだけが「異文化」であるというわけではない。いろいろなところに「異文化」はひそんでいる。このクラスでは、さまざまな形での「異文化間コミュニケーション」を実践していきたい。そのためには、受講者は積極的に他のメンバーやクラス、教員に対して自分の意見を発信していく必要がある。
授業の主なトピック:
コースの前半では、「身近なカルチャー・ギャップ」「日本社会における異文化接触理解の問題点」「日本とアジアとの関係」「メディアの異文化像」などについて議論する。後半は、受講者グループが順番に問題提起のプレゼンテーションをして、それについて議論する。
成績評価の基準:
出席状況 30%、授業時の議論への貢献・問題提起プレゼンテーション・小レポート 40%、期末レポート 30%
教科書・参考書:
資料として、プリントを配布する。
- このクラスを受けたい学生はだれでも受けることができる。
- このクラスでは、受講者は積極的に自分の意見を述べる方がよい。
- このクラスでは、教科書をもとに議論することが中心である。
- このクラスでは、毎回、教師が定めたトピックについて議論していく。
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次の文章の内容と合っているものはどれですか。
子が親に似るのは、「遺伝子」に共通のところが多いからである。遺伝子は生物の基本物質であるタンパク質を作る情報を伝えるものであり、生物が持つ遺伝子全体をその生物の「ゲノム」と呼ぶ。ヒトのゲノムは約3万2千種類ほどの遺伝子からなる。おもしろいことに、ヒトの総遺伝子数はハエの総遺伝子数の2倍、カビの5倍程度にすぎない。
ヒトのゲノムの構造がわかってくると、今後の医療は大きく変わっていくだろう。例えば遺伝による病気の原因となる遺伝子を解明することもできるだろうし、高血圧やアトピーなど、ある家族の中で多発する病気を引き起こす素因となっている遺伝子が明らかになると期待されている。ゲノムについてのこうした知識がそれらの病気の治療に大きく役立つことは間違いない。
しかし、一方では、個人および家族の重要なプライバシーである遺伝情報や遺伝的個性が他人に知られて、悪用される危険性が出てくる。遺伝子に関するプライバシーを保護する法的な方策が必要になるだろう。
- ヒトの総遺伝子数はカビの総遺伝子数の2倍程度にすぎない。
- ヒトのゲノムの構造がわかれば、すべての病気の原因が解明される。
- ヒトの遺伝子情報の利用は、プライバシー保護のもとになされるべきである。
- 個人の遺伝情報が遺伝による病気の治療に必要なのので、公開されるべきである。
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次の文章の内容と合っているものはどれですか。
都内の日本語学校で学ぶ就学生に対し、日本語学校の満足度についての調査が行われた。
調査は、都内に約120校ある日本語学校のうち協力の得られた20校に傾向いての面接と、それ以外に入国管理局の面などで直接声をかけたものなどを合わせ、東京都と近県の百数校に在籍する、計1,387人の学生から回答を得た。回答者の国籍は29カ国におよんだが、そのうち約60%が中国、約25%が韓国の出身者であった。
20項目の質問に5段階の満足度で答えてもらったところ、最も満足度が高かったのは「事務職員の対応」で、次いで「国籍の違う学生とのコミュニケーション」「学校の教師の教育内容」と続いた
逆に、「奨学金」「通学費用」などの不満が高かった。就学生への奨学金が極めて少ないことや、学割がないことなどの制度的不備を反映した結果となった。満足度の平均がマイナスになる学校も3割近くあった。
- 全体的に見て、満足度はかなり低い。
- 教師の教育内容に対する満足度が一番高い。
- 7割の学校で、不満が満足を上回っている。
- 就学生受け入れの制度面に対する不満が多い。
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次の文章の( A )に入るものとして、最も適当なものはどれですか。
ボランティアというと、「困っている人を助けてあげること」だと思っている人が多いのではないだろうか。ところが、実際にボランティアに楽しさを見いだした人は、ほとんど「( A )」という感想を持つ。私はボランティアに自分の時間のこく一部をあてているだけの「気楽」なボランティアであるが、私の限られた経験からもそう感じる。
人々が孤立し、自分の手の届かないところに居る巨大な政治・経済システムに管理、運営されている現代社会。何か少しでも、決められた以外のことをしようとすると、すぐ壁に突き当たり、個人ができることの限界を思い知らされてしまう。ところが、ボランティアをしていると、ときには、自分のはじめた小さなことがきっかけになって思いもよらぬ展開が起こり、後で振り返ると、自分一人ではとうていできなかったであろうことが可能になっていうることを発見する。
助けるつもりが助けられ、個人の力のおよぶ範囲はきわめて小さいはずなのに意外な展開が豊かな結果をもたらす。このギャップが、私にとって、ボランティアの不思議な魅力だ。
(鷲野孝明著『ボランティア もうひとつの情報社会』岩波新書)
- 個人ができることには限界がある
- 自分の力がむしろ困ってしまう
- 助けられているのはむしろ私の方だ
- ボランティアは楽しみながら気楽にする方がよい
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